チラシの地図に載せるべき情報チェックリスト
公開日:2026年10月4日
チラシの片隅に載せる小さな地図は、つい「場所が分かればいい」と後回しにされがちです。しかし実際には、地図の出来がそのまま来店率や当日の問い合わせ件数に響きます。ここでは、案内地図を作る前と作った後に確認したい項目を、優先度の高い順に整理しました。
必ず載せたい5つの情報
どんな業種・用途でも、次の5つが欠けると「結局どこなの?」という電話が増えます。地図を作り終えたら一つずつ指差し確認してください。
- 目的地の名称:ピンだけでなく、看板と同じ表記の名前を添えます。ビルの中にある店舗なら「〇〇ビル 3階」のように建物名と階数まで書くと親切です。
- 最寄り駅(またはバス停・インターチェンジ):来場者の出発点になる場所です。駅が地図の範囲外になる場合は、地図の端に「←〇〇駅 徒歩5分」と矢印で示します。
- 曲がり角の目印:コンビニ、銀行、郵便局など、道を曲がる地点にある施設を1〜3個。目印は「曲がる場所」にあることが大切で、まっすぐ進む途中の施設はあまり役に立ちません。
- 主要な道路名・交差点名:車で来る人はカーナビの経由地として交差点名を使います。国道や県道の番号があれば添えておきましょう。
- 住所と連絡先:地図の近くに正式な住所を載せておけば、スマートフォンの地図アプリで検索してもらえます。電話番号もセットで載せるのが基本です。
あると親切な情報
- 駐車場・駐輪場の位置:特に郊外の店舗やクリニックでは、来場者の関心は「どこに停めればいいか」に集中します。提携駐車場があるならその場所も示します。
- 入口の位置:大きな建物や商業施設の中にある場合、正面入口と裏口のどちらから入るかで迷う人が多くいます。
- 徒歩での所要時間:「駅から徒歩約5分」のように書くと、来場者が出発時間を逆算しやすくなります。不動産広告では徒歩1分=80mで計算するのが一般的な目安です。
- 方角(北の向き):地図は北を上にするのが基本ですが、駅からの進行方向に合わせて回転させた場合は、方位記号を必ず入れます。
あえて省くべき情報
案内地図は「情報が多いほど親切」ではありません。チラシに載る地図は名刺大〜はがき大程度のことが多く、情報を詰め込むと肝心のルートが埋もれてしまいます。
- ルートと関係のない施設や店名
- 目的地から離れた細い路地(通ってほしくない道は描かない)
- 同じ種類の目印の重複(コンビニが3軒並ぶなら、曲がり角にある1軒だけで十分)
- 頻繁に入れ替わる店舗(閉店・改装が多いテナントは目印にすると古くなりやすい)
チラシ用地図 自動生成アプリでは、駅・コンビニ・スーパー・銀行・郵便局・病院・公園・警察の8カテゴリごとに目印の表示を切り替えられます。まずすべて表示してから、ルート上にないものを一つずつ消していくと、必要な目印だけが残ります。
印刷前の最終チェック
- 地図の住所と、チラシに書いた住所が一致しているか
- 実際の印刷サイズで目印の文字が読めるか(一度家庭用プリンターで原寸印刷して確かめる)
- 駅名・施設名が最新か(駅名の変更や施設の閉店がないか)
- 地図データの出典表記を入れたか(詳しくは「地図の著作権表記(クレジット)の書き方」を参照)
- 可能であれば、土地勘のない家族や知人に地図だけを渡して、迷わず目的地を指させるか試してもらう
最後の「第三者テスト」は効果が大きい確認方法です。作った本人は場所を知っているため、地図の分かりにくさに気づけません。数分で済むので、ぜひ取り入れてみてください。